街中で撮影された日本、これが普段の日本、普段の日本人=中国メディア

中国人が抱く日本人に対するイメージには、「まじめ、内気、型にはまっている」などがあるが、イメージと実際の姿が異なるというのもよくあることだ。中国メディアの今日頭条は19日、日本人の「普段の顔」を紹介する記事を掲載した。日本人の日常生活を写真を通して紹介している。

 記事がまず紹介したのが、「白髪の高齢者も働いていること」。高齢化社会になっても欧米のように移民を受け入れるわけではなく、高齢者の労働力を頼りにしていることを指摘している。中国では、高齢者が働くと子どもが面倒を見ていないと見なされるほか、若者の労働機会を奪っているという風潮もあるため、高齢でも進んで働く勤勉な日本の高齢者とは大きく異なっていると言えるだろう。

 ほかにも、観光地を歩いていると「制服を着てグループで行動している学生たち」の姿をよく見ると紹介。日本では修学旅行などで観光地へ行くが、これは教育の一環だ。教育の高さについては、ほかにも「タクシーの運転手や運送業に携わる人の素養の高さ」からも感じられると称賛し、中国とは違っていると指摘した。

 ほかにも、街のいたるところで無数の画廊や展覧会、絵画教室を見ることから「芸術への執着」の強さも感じることや、「路上ライブをする人」を紹介。路上ライブでも金を取らないことが意外に感じるという。中国でも路上で音楽を演奏したり歌ったりする人がいるが、物乞いのケースが非常に多いので、純粋に音楽を追求して路上で披露する日本とは意味合いが全く違うと言えるだろう。

 このように、日本の街をよく観察してみると、日本と中国では多くの違いが見えてくるようだ。多くの場合は「違う」だけでどちらが良いとは言えないが、良いと思える点は互いに学び合えるのではないだろうか。

(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)