東京都心部の不動産を物色する中国人 入国できなくてもリモート投資を続けるワケ
中国人にとって東京の不動産は「安い」
さらに、中国人にとって東京の不動産は「安い」水準に見えている。
その理由は、ニューヨークやロンドン、パリなど世界の一流ブランド都市の一等地に比べると、まだまだ東京の不動産は安いという現実がある。自国の主要都市である北京や上海、深センの不動産と比べてさえ、東京は安いのだという。
例えば、北京のマンションを賃貸運用すると、利回りは普通に1%台。東京の港区あたりだと3%から4%。しかも、中国は最長70年の借地権でしかないが、東京に限らず日本では完全な所有権。外国人の不動産所有には今のところ何の制限もない。
そんな東京の不動産が、中国の富裕層にとってかなり魅力的であることには、ある程度納得できる。
                               NEWSポストセブンより掲載