こんにちは。エイブル北京店です。

 

 

北京ではGWが過ぎると夏だと私は思っているのですが、今年の夏は特に暑い…

最高気温が連日35℃を超えています。皆様は如何お過ごしですか?

 

 

中国ではもうすぐ端午节(端午の節句、旧暦5月5日)がやってきます。

毎年2~3連休となる祝日ですが、今年は6/25~27日がお休みとなります。

鯉のぼりは揚げませんが、ちまきを食べて団らんする楽しいお休みです。

 

 

さて先日、事務所に社長が注文した「香袋」が段ボール箱で届きました。

  

色んな色があります。

 

 

大きさはこのくらいです。

 

 

香包xiagbao(香袋)だけにただの飾りではなく、段ボールを開けた時から、結構はっきりした香りがあります。

どんな香りかというと…、例えるなら同仁堂など漢方薬を売っている薬局の匂い + バナナの皮の匂い、でしょうか……。

 

 

この香袋、いろんな薬効があるようですがその一つが虫よけ効果だそうで、

ちょうどこの香袋が届いた日、事務所(グリーンが沢山あります)にショウジョウバエのような小バエがいたのですが、試しにそいつにこの香袋を近づけてみたところ、慌てた感じでいったん机に着地した後、どこかに姿を消してしまいました。

虫(ハエ)よけ効果、確かに有りです。

観光地のお土産屋さんに売っていそうな見た目と裏腹に結構、すごい。

 

 

社長がこの香袋の説明をくれたので、それを訳してみました。

ひとことで言えば、チャン族という少数民族の秘薬を使用した、薬効のある香袋ですね。

 

 

このチャン族という少数民族は四川省、2008年の大地震の被害の特に酷かった地域にも居住地が多くあり、訪れたことのある社長によると、説明書にもある茂県は標高が高く、涼しいところで自然が原始のままの状態で残っているところだそうです。

気温が低いため薬材となる植物の成長もゆっくりですが、品質は確かだとのこと。

僻地だけに地震からの復興も遅れているそうで、この香袋の購入配布が少しでも支援になれば、良いなと思います。

 

 

この香袋の効能のひとつに「悪気悪霊を払う(中国語では驱邪避瘟)」とありますが、『瘟』は伝染病という意味もありますので、コロナウイルスの跋扈する今の状況に「お守り」として持つのにぴったりですね。

また古代日本でも端午の節句には良い香りのする薬を詰めた「薬(くす)玉」を飾った風習があるとどこかで読んだことがありますが、その意味合いで端午節の飾りとするのも、楽しいのではないでしょうか。

 

 

この香袋、当店をご愛顧いただいている皆様には今週中にお届けします。どうぞお楽しみに。

 

 

そうでないお客様にも、有料ですがお分けいたしますよ。

値段は30元/個、125元/5個(5色)セット。

ご購入は↓、本店のメールアドレスまでご一報くださいませ。

AbleBJ@long-range.com.cn

 

 

それでは。