皆さまこんにちは。エイブル北京店です。
 
 
毎日飲まないと生きていけないお水。北京(中国)と日本では大分事情が違うのをご存じですか?
 
日本から中国に来て最初に驚くことの一つは、お水についてなのではないでしょうか。
 
生水が飲めないのは日本以外の海外共通ですが、
お湯を沸かした後鍋底や電気湯沸かしのそこにこびりつく白い水垢に肝を冷やして、
沸騰させたものでも水道水は飲んでいない、という方も多いのでは。
 
私も以前はできるだけ避けて、飲み水はウォーターサーバーに嵌めて使う樽入りの浄化水やミネラルウォーターを購入していました。
そういうお水は浄化してあるので沸かしても白い水垢が出ないんですね。
 
会社のウォーターサーバー。冷水と熱水の蛇口があります。
 
 
しかし現地の人は結構、この樽入りのお水をそのまま飲まずにやっぱり煮沸してから飲んでいます。
現地ではビルや学校など人が多いところには必ずどこかに大きな給湯器が置いてあり、そこで水道水を煮沸したお湯を飲むことができます。(※マイボトルを各自用意しています)
近くに樽入り水のウォーターサーバーがあってもそれを飲まずに、フロア違いの給湯器まで水分補給しに行く人も。
 
そのこころはというと、樽入り水の中の水の品質を信用していないのだそうです。
あくどい業者がいたりして、衛生的に問題がある水や水道水をそのまま、樽に詰めただけで売ってしまうのですね。
大部分の業者はきちんと浄化した水をきちんと消毒した樽に詰めて売っているのでしょうが・・・
またウォーターサーバーも長く使うと内部に雑菌が溜まるとか。
 
 
 
最近、四川省の山の中に行く機会がありまして、その山の中は上下水道とも整備されておらず、
飲み水は各家で専用の井戸を掘るか、近くに湧き水が出る家はそれをそのまま使用しています。
 
人のめったに踏み入らない山の中から湧き出るとてもきれいな水なのですが、それを沸かしたところやっぱり、ケトルの中には白い水垢が溜まっていたのでした。
 
これを中国語では「水垢」とも「水碱(碱=アルカリ)」ともいうのですが、別に汚れとか中国の水道管から放出される成分ではなくて、もともとの水そのものに溶け込んでいる成分だということですね。
 
ちなみこの主要成分は炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、硫酸カルシウム、硫酸マグネシウム、塩化カルシウム、塩化マグネシウムとあり、炭酸カルシウムはカルシウム補給サプリメントの主要成分でもありますが塩化カルシウムと塩化マグネシウムは微毒性もあるらしく、除去したほうがいいのかそれとも悪いのか、これは自分で判断するしかないのかな、と思います(有害物質だけ除去できるといちばん良いですね)。
 
水垢はこんな感じでたまります。※写真はネットより転載
 
 
私自身はというと、中国茶やハーブティーを淹れる時は沸かした水道水、スープなどにはウォーターサーバーか浄水器で濾した水道水、
緑茶はウォーターサーバーから出るお湯、ゆでたお蕎麦やそうめんをしめる時はウォーターサーバーの冷水、などとゆる~く使い分けています。
あまり参考になりませんね^^;
 
菊の花とクコの実ベースのノンカフェイン健康茶
 
 
それでは今日はこの辺で。