ニューヨーク市では 10月1日~5月31日の期間を “Heat Season” として、寒いシーズンは部屋の室温を一定以上に保たなければならないという法律を定めています。

「このシーズンは、日中に屋外の気温が13℃を下回ったら室内を20℃以上にし、夜間は屋外の気温に関係なく室内を17℃以上にする。」といった内容で、大家さんに対して義務付けられている決まりです。

基本的には大家さん側でセントラルヒートをコントロールするようになっていて入居者側で温度調節ができないので、暑すぎたり寒すぎたりすることもあり、なかなか稼働しないこともあったりますが、ニューヨークのように寒い街に暮らす住民にとっては、とてもありがたいルールです。

セントラルヒートに加え、住民側でも温度のコントロールが可能な冷暖房が設置されているビルも一般的になってきていますが、古いビルが多く、寒さが厳しい街ならではのルールですね。