北京首都国際空港の2階にある国際線および香港マカオ台湾(地区)到着ロビーB出口の真向かいには、本土外の人向けの決済サービスセンターが設けられている。

中国人民銀行、国家外貨管理局、北京市人民政府が共同で設置した首都国際空港および大興国際空港での本土外旅行者向け決済サービスモデルゾーンは25日に正式に運営を開始し、本土外旅行者は北京に到着後、到着口のすぐそばで決済サービスに特化した案内サービスを受けられるようになった。

両空港の入境審査場では、見やすい決済サービスに関する案内看板を増設し、ATMのアップグレードを完了したほか、10元札を引き出す機能を追加し、外貨両替所の最適化を行い、セルフサービス両替機を増設し、すべての国際線の出発口と到着口に外貨両替サービスを導入した。両替可能な外貨の種類は40種類以上に達し、全国で初めて現地の言語で通貨名を表示することを実現し、空港内の各種店舗では、海外発行カードでの決済におおむね対応できるようになった。

北京は、決済の利便性のさらなる向上を図るためのタイムテーブルとロードマップをすでに発表している。具体的には、20244月末までに、難関打破に向けて集中的に一連の決済利便性向上に関するプロジェクトを実施し、決済サービスに関する顕在化する問題の解決を目指す。また、引き続き20246月末までに、モバイル決済、銀行カード、現金などの支払い方法のアクセシビリティと利便性を向上させるほか、202412月末までに、北京を訪れる本土外の人などが抱える決済に関する課題をおおむね解決し、決済受入環境をさらに最適化させ、多様な決済サービスに対する需要により的確に対応する方針だ。

(情報提供:北京日報)