「海外不動産投資って儲かるの？」「日本より高利回りって本当？」
近年、グローバルな資産分散の手段として注目される海外不動産投資。実際に始める前に、「本当に利益が出るのか？」という疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
本記事では、海外不動産投資の収益の仕組み、儲かると言われる理由・リスクを踏まえながら、「儲かるのかどうか」についてご紹介します。
目次
1. 海外不動産投資の収益構造とは？
海外不動産投資では、以下の2つの利益（＝リターン）を得ることが基本です。
・インカムゲイン（家賃収入）
購入した物件を賃貸に出すことで、毎月安定した家賃収入が得られます。
特に物価上昇率が高い国では、家賃も年々上がる傾向があり、インフレヘッジ（資産の目減りを防ぐ手段）としての役割も期待できます。
・キャピタルゲイン（売却益）
物件価格が上昇したタイミングで売却すれば、購入時との差額が利益となります。
人口増加や再開発が進んでいる都市では、数年で大きな値上がりが期待できるケースもあります。
この2つの利益をうまく組み合わせることで、「儲かる」投資となる可能性が高まります。
2. 海外不動産投資が儲かると言われる理由
次に、海外不動産投資が儲かると言われる理由をご紹介します。
・利回りが高い国が多い
東南アジアなど成長著しい国では、表面利回りが比較的高く、日本では得にくい水準の利回りを期待できる点は大きな魅力です。
・円安時は為替差益も狙える
収益は現地通貨で発生するため、円安が進めば為替差益も加わります。
たとえば、米ドル建てで家賃収入を得ている場合、円安が続くと、円に換算したときに実質的な収益が増えることもあります。
・資産分散・節税の効果も
日本国内だけに資産を持つよりも、海外に分散させることで特定の市場に依存するリスクを減らすことができます。国によっては減価償却を利用して節税効果を得られるケースもあります。
3. 海外不動産投資の儲からないリスク
海外不動産投資は儲かる可能性がある一方で、以下のようなリスクも存在します。
・為替の影響を受けやすい
為替の変動によって利益を得られる一方で、円高が進むと、家賃収入や売却益を円換算した際の実質リターンが下がることもあります。
・税制、法律の変更リスク
投資先の国で外国人の不動産所有に関する法律や税制が変更され、思わぬコストが発生することがあります。現地の情報を継続的に把握する体制が必要です。
・資産価値低下のリスク
管理会社のずさんな管理などによって、入居者が見つからない、不要な修繕対応などのトラブルが発生することもあります。信頼できる管理会社を選ぶことが重要です。
詳しくは以下の記事をご覧ください。
関連記事：海外不動産投資のリスクと対策、失敗しないために知っておきたいポイント
4. 儲かるための海外不動産の選び方とは？
海外不動産を購入する際は、以下のようなポイントを押さえることが重要です。
・エリアリサーチを徹底する
・信頼できる現地パートナーを持つ
・為替リスクを理解する
・出口戦略を想定しておく
詳しくは以下の記事をご覧ください。
関連記事：海外不動産投資のやり方とポイント
特に、海外不動産投資が初めての方は「賃貸需要が安定しており、収益見込みが立てやすく、管理しやすい物件」から始めるのがおすすめです。
まとめ
海外不動産投資は、「持っていれば儲かる」といった簡単なものではありません。
しかし、今回ご紹介したポイントを押さえ、収益構造とリスクをしっかり理解したうえで実行すれば、十分に「儲かる投資」となる可能性があります。
事前準備を怠らず、海外不動産をうまく活用することで、儲かる投資を一緒に探していきましょう。