カンボジアの生活情報

カンボジアでは必ずビザが必要です。

カンボジアのビザ

カンボジアには、入国するためのビザ(緑色)と滞在するためのビザ(青色)があります。日本のパスポートはビザ無しで様々な国に渡航できる世界トップのパスポートですが、カンボジアでは必ずビザが必要です。まずは全ての方が入国ビザ(緑)をもって入国することになります。カンボジア到着時に空港でも容易に取得でき、30日の滞在が可能です。そして30日以上滞在する場合にのみ、滞在ビザをカンボジア入国後に申請します。賃貸契約の際には滞在ビザの提示が求められます。

 

カンボジアの通信事情

カンボジアではオンラインビジネス、アプリサービス、キャッシュレス支払などが至る所で行われています。ローカル向けレストランから国会議事堂建物内までフリーWi-Fiが利用でき、プノンペンをはじめ地方都市部においても環境が整っています。

 

カンボジアは1993年に世界で初めて携帯電話加入者が固定電話加入者を上回った国となっています。(国際電気通信連合統計)地方部で電気が引かれていなくても、携帯電話に関しては仕事や家族との連絡で使うため8割以上の方が持っています。普及率は、携帯電話が 118%(2018 年)、固定電話が 0.84%(2017 年)、インターネットが 75%(2018 年)となっています。

カンボジアの通信事業者

携帯電話は日本では月額料金後払いが一般的ですが、カンボジアではプリペイド式の先払いが主流です。数ドルでSIMカードを購入すれば、1ドル程から必要な分をチャージできます。使い切った時点で通信が出来なくなるわかり易いシステムなので、現地にお越しの際は購入されることをオススメします。

 

パソコンやスマートフォンの充電も問題ありません。カンボジアのコンセントの形状は、AタイプとCタイプが一般的で、ほとんどが両方が差し込める兼用タイプです。日本の電源プラグはAタイプなので変換機なしでそのまま差し込むことができます。

 

電圧については、カンボジアは220Vで日本の100Vよりも高いため、日本の電気製品を使用する場合は変圧器が必要です。パソコンやスマートフォンの充電器のように「INPUT:100~240V」と表記のある電化製品はカンボジアでも変圧器なしで使用できます。

 

カンボジアの医療事情

駐在日本人数との比率で考えると、カンボジアは他の国と比較して日本人医師が多いのが特徴です。カンボジア(プノンペン)では、日本人医師や日本人看護師が常駐している医療機関が複数あり海外旅行保険も適用されます。複数の日本人専門医、入院サービス、日本製の医薬品、日系の眼科や歯科もあり、予防接種や緊急時対応を行っている病院もあります。受付から診療まで日本語で対応できるので、日本人医師のいる病院が少ないという不安要素はカンボジアでは比較的低いと考えられます。

 

カンボジアの交通事情

カンボジアではPassAppやGrabといった配車アプリを使用してトゥクトゥクやタクシーを利用するのが主流です。現地ではバイクも多く走ります。レンタルバイク屋さんもあり、カンボジアでは外国人でも125CC以下のバイクであれば免許は不要です。車や大型バイクは「国際運転免許証」で運転することが可能ですし、長期滞在時はカンボジアで免許の書き換えをすることも可能です。カンボジアでは車の免許でバイクを運転することはできませんので必要に応じて2種類の免許を取得する点は注意が必要です。

 

カンボジアの居住費

カンボジアにはバックパッカーに人気のゲストハウスから5つ星高級ホテルまで様々な宿泊施設があります。ゲストハウスは1泊5〜15ドル程で日系企業が経営するものもあります。中級ホテルは20〜80ドル程で、和朝食を提供するビジネスホテルもあり様々です。経済発展を続けるカンボジアにはもちろん高級5つ星ホテルもあり、1泊100〜300ドルを超えるものまであります。

 

中長期滞在する場合には、コンドミニアムやアパートメントを賃貸する選択肢もあります。カンボジアの家賃は一等地は高いですが、郊外に行くとかなり安くなります。1ベットルームであれば郊外でエアコンやシャワーつきの物件の場合、家賃は最も安くて月200ドル程。一方、立地が良く家具家電がある程度揃っているコンドミニアムや、ジム・プールつきのサービスアパートメントであれば月500ドル〜1000ドル程度が相場です。2ベットルームで月2000ドル程度、3ベットルームになると月3000ドル程度となります。

 

カンボジアの光熱費

カンボジアの電気料金は1キロワット当たり1500リエル(約40円)程です。日本の電気料金は1キロワットあたり30円前後が相場なので、電気代は日本より高いです。経済成長とともに電力自給率は上昇していますが、未だ近隣諸国から電気を輸入していることも理由です。

 

カンボジアのガス料金は初期費用で約60ドルかかりますが、それ以降は詰替え用のみで、15Kg当たり15~20ドル程です。一般的には一度詰め替えると数ヶ月持つので、日本よりも安い印象です。

 

カンボジアの水道料金は1㎥当たり1500~2000リエル(約40~54円)程です。日本の水道料金は1㎥当たり平均160円程なので、日本と比較するとカンボジアの水道料金はとても安いです。1人暮らしの1か月の平均水使用量が8㎥とすると、月の水道料金は約1万4000リエル(約375円)です。賃貸では水道代は家賃に含まれる物件も多くあります。

 

飲み水についてはカンボジアの家庭ではウォーターサーバーを設置するのが一般的になってきました。サーバーを100ドル程で購入し5リットルのボトルをセットします。ボトルは1本数ドル程度で購入できます。しかしカンボジアの首都プノンペンに限っては日本のJICAの支援で水道整備事業が成功し、水道の蛇口から汲んだ水の水質はとても高いです。湯船のお湯や食器洗い、歯磨きの際に気にならないので、とても快適です。日本の方にとっては当たり前ですが、東南アジアを訪れたことがある方ならこれがいかに画期的なことかお分かりいただけるでしょう。

 

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