上海の交通事情
上海の交通事情についてです
交通
赴任者の移動の基本はタクシーになる。料金が安く流しのタクシーも多いので便利である。地下鉄は3路線が開通している。路線の拡張計画は進んでいるが現路線ではタクシーの利便性に分がある。バスは非常に多くの路線があるが駐在員はあまり利用しないようである。
タクシー
日本と同じで手を挙げて車を停める。ほとんどの運転手は中国語しか理解しないので、言葉に自信がない場合には、行き先を漢字で書いた紙を見せるとよい。ただ、運転手のマナーは高いとは言えないので、言葉が全くできないとわざと遠回りする運転手もいる。運賃が非常に安いので、気にしないで余計なストレスをためないのも手である。料金は初乗り14元(約220円)。
地下鉄と高架電車
未開通路線も多いので、どこにでも行けるというわけではないが、渋滞の影響を受けないので上手に活用したい。乗り方は簡単で、駅の窓口で行き先を告げて切符を買うか、自動販売機で切符を買って自動改札を通過するだけ。料金は距離で設定されているが、1元(約14円)から4元と非常にリーズナブルである。
バス
上海市のバスは500を越す路線が走っており、運賃も地下鉄よりも更に安いので庶民の貴重な足となっている。(エアコン付のバスとそうでないのとで料金が違う) バスはしばしばぎゅうぎゅう詰めの満員状態で走っており、路線が複雑なこともあって駐在員からは敬遠されている。
運転事情
中国全般
車は右側通行で赤信号でも右折が可能。大都市での通勤ラッシュ時は交通渋滞がひどい。交通マナーも悪く頻繁に接触事故が発生している。歩行者と自転車・バイクが入り乱れて通行するので、慣れない駐在員が運転するケースは少ない。中国はジュネーブ条約に加盟していないので、国際免許証は使えない。日本の免許を中国のものに切り替えることが必要。その際は、試験場での筆記試験と健康診断が必要になる。実技試験は免除されるが、パスポートと居留証、日本の免許(中国語訳)が必要になる。